どうも.

内容がフーリエ級数に入りました.

とりあえず本編スライド資料をどぞ(WB内は抜けてます).


「フーリエ級数」って言葉自体に波を分解する作用は無く, 波を分解する作業は「フーリエ級数展開」となります.

動画内では「なとなとの骨の音」を消すためにフーリエ級数展開を用いましたが, テレビのスポーツ中継等でもよく用いられます.
例えば, サッカーの実況中継ではブブゼラの音を予めフーリエ解析しておき, 「なとなとの骨の音」と同じ要領で, 会場で収録された音からブブゼラの音だけを小さくしているそうです.
会場ではブブゼラの音で隣の人の声すらまともに聞こえないのに, テレビではアナウンサーや実況, 解説の人の声がよく聞こえるのはこの為なんですね.

Q1, 骨無しの波形はどうやって出すのか.
A1, まずこちらの動画をご覧ください.

これは「なとなとの骨の音」が鳴る前後の音声を周波数分析したものです.
今回の音声の場合, 「なとなとの骨の音」が鳴る前後でゲームBGMのみが流れているシーンがあります.
上記の動画を見てもわかるように, ポケモンセンターのBGMは極端な変化が無いので, 「なとなとの骨の音」が鳴った時点でのBGMの波形はその時点より前の波形と近似したものと考えることができます.
なので, 骨無しの波形は厳密には「なとなとの骨の音」が鳴った時点のグラフではなく, 1フレーム前の音を近似波形として使用しています.